車の購入を検討されていたり、最新技術が搭載された車に興味をお持ちの方へ
今回、私はTOYOTAの燃料電池自動車「MIRAI」に試乗することができましたので、
車の仕組みや試乗の感想を綴っていこうと思います。
先に公式ホームページへのリンクも貼っておきます。
今回、初めて燃料電池自動車、電気自動車の加速力を味わうことができました。
日本で多く走っている車といえば、ガソリン車そして、HV(ハイブリッドカー)でしょう。
特に、ハイブリッドカーはTOYOTAのプリウスを初めとして日本の技術で育ててきた
ジャンルと言っても過言はないと思います。
しかし、世界的な脱炭素社会の流れから、ガソリン車はヨーロッパでは2035年まで
とされており、新車での発売はそれ以降はすることができなくなっています。
これには日本のお家芸であったハイブリッドもプラグインハイブリッドも含まれます。
ということで、どのメーカーも電気自動車の開発に力を入れている昨今ですが、
トヨタでは電気自動車と並行して開発されている燃料電池自動車というものがあります。
電気自動車はバッテリーに充電をして、その電気を利用してモーターを回すという大きなミニ四駆というイメージです。
これに対して、燃料電池自動車は水素ガスを燃料として、タンクに入れます。
この水素ガスを空気中から取り入れた酸素と反応させることで、水を発生させます。
よく小学校、中学校で行う水素の爆発(ポンっと音がする)実験の原理です。
この時に発生する電気を利用してモーターを回し、バッテリーにチャージするという仕組みを利用しています。
公式ホームページの画像を貼っておきます。
排出するものは水のみという非常にクリーナなシステムとなっています。
1回の水素充填で700km程度走ることができるそうです。
しかも充填には約3分程度ということで、ガソリンと同程度のシステムとなっています。
水素の価格が現在1kg1100円ということで、満タンにすると約6000円程度、
6000円で700kmとなれば、ハイブリッドの車よりは少しコストがかかるかなと言ったところです。
しかし、今後水素の価格は3分の1程度になっていくとのことなので、非常にランニングコストは安くなっていくと思われます。
実際の乗り味はというと、初めてのモーターのみで走る車でしたが、通常の車と大きな変化はありません。
モーターによる加速力は、ガソリン車のものとは別物でしたね。
アクセルを踏めばグンっと前に出ていく感じは新しい乗り味でした。
最近テスラの車を街中で見かけることも多いので、この乗り味に魅力を感じて選択しているのかなと思いました。
しかも発電することで、バッテリーにチャージすることができるので、貯めた電気を使って生活することもできます。
災害時のライフライン復旧までは十分に賄えるほどの電気の量だそうです。
航続距離も長いので、長距離の移動も可能となっています。
車両価格は700万円〜となっており、非常に高額ですね。
ですが、国、県、市などの補助金で300万円程度は賄えるそうなので、
実質負担は400万円弱となります。
良いことづくめですので、なぜこんなに普及していないのか?と疑問を持ちます。
そうです、現在の日本では、決定的なデメリットがあるからです。
水素の補充場所である「水素ステーション」が全国で約80箇所だそうです。
県内に数カ所・・そして、都心部に集中しているそうです。
この水素ステーション問題が改善されることで、燃料電池自動車も普及していくのではないかと考えられますね。
現在、ガソリン車、ハイブリッド車や電気自動車、そして燃料電池自動車と様々なラインナップを兼ね備えているTOYOTAです。
日本には車関係のお仕事をしている方が550万人近くいるそうです。
ガソリン車で必要な部品が2万〜5万点、
電気自動車は1万点以下でもできてしまうそうです。
電気自動車が普及していくと、部品を作っている多くの企業や社員さんたちは困ってしまいます。
この雇用を守るという意味でもガソリン車は残していく方向で世界と闘っていくそうです。
車を買う若者が減っていく未来ですが、
車の利用場面は人によって様々です。
必要な車をラインナップとして揃えていくというTOYOTAの心意気には感服致します。
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