ついに、正式にアナウンスがありましたね。
2023年度税制改正大綱としてNISAの大きな改革が発表されました。
老後2000万円問題という言葉を聞かなくなって久しいですが、
老後に資産が必要なのは、確実ですね。
そのための資産形成を国は促していくようです。
現行のNISA制度を利用して「つみたて」をされている方が日本全体の約5%となっています。
この利用率を増やして、株式市場を盛り上げていきたいのでしょうか?
目的は何であれ、所得が増えていきにくい日本企業にお勤めての私たちは
どうにかして資産を形成したいと思ったら、今回発表された新NISAを活用しない手はありません。
現行の制度ではわかりにくかった部分も整理され、初めての方も取り組みやすい仕様に変更されています。新制度は2024年スタートと予定されています。
大きく変わるポイントを4つ紹介したいと思います。
まず1つ目は恒久化です。
現行の制度では、制度に期限がありました。早く始めた人ほど得をするように感じる人も多く不満の声も多かったはずです。
制度が恒久化されることにより、いつでも誰でも始めやすくなると思われます。
続いて、2つ目のポイントは無期限化
現行NISAでは非課税期間が5年、つみたてNISAの場合は20年と設定されていました。
特に、若い世代が始めやすいつみたてNISAは非課税期間終了後は特定口座に移し、運用を続けることができますが、
この20年という縛りが原因で売り時探しが不透明であったと思います。
売りたいタイミングで価格が下落していたら・・・
と思う不安は大きかったはず。
入り口も出口もはっきりしてこそ、自分の財産をかけることができるのだと思います。
非課税期間が無期限されたことにより、売り時に迷うこともなく運用を続けられるようになると思います。
続いて3つ目のポイントは、新旧制度の分離についてです。
2024年スタートを予定されている新NISAですが、
現行のNISA口座とは分離して進めていくことになるそうです。
現在NISA口座を活用している人にとっては、非課税の限度額やロールオーバーなどを
検討しなくてよくなることもありがたいです。
そして、現行のNISA口座については、新NISAの限度額には含まれないという方針のようなので、現在運用を進めている方にとっては非課税の恩恵を多く受けることができます。
4つ目のポイントは、非課税枠再利用可能になることです。
株式投資は余剰資金でというのが鉄則ですが、
ある程度多めにつみたてをしていく方も多いかもしれません。
そこで問題となるのが、急に大きなお金が必要になることでした。
人生何が起こるか分からないので、まとまったお金が動かせない。
動かすことで、損が生じてしまうとなると困ってしまいます。
現行NISAでは売却した分の非課税枠は復活しませんでしたが、
新NISAでは、売却後非課税枠は再び使用することができるそうです。
まだまだ、変更のポイントはありますが、アラフォー世代が注目すべきポイントをまとめたつもりです。
より詳しく知りたい方はWebや動画などでも紹介されていますので、
そちらをご覧ください。
新制度といっても、2024年スタートの制度(案)ですので、みんなで勉強して
制度をうまく活用していきましょう!
資産運用の過去記事はこちら!興味を持たれた方はぜひ!
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