最近の学校教育は昔とは全く違うなんて記事をネットニュースでよく目にします。
皆さんのお子さまはどうでしょうか?最近の学校の授業のテンポについていけているでしょうか?
最近の学校での授業は一昔前のチョークとトークの授業とは全く違います。
パソコンと大画面のこの2つが大きく鍵を握っています。
自宅での家庭学習も含めて、参考になればと思い、記事にしました。ぜひ、お読みいただき子育てに生かしていただければと思います。
ポイントを3つまとめて書いていきます。
- 国のGIGAスクール構想という流れ
- VUCA時代を生き抜くために
- 自宅でできること
では、まずはなぜこのような教育の変革が起きているかの点についてです。
もともと国の方針として学習者1人に1台の端末を与え、学習に生かすというものがありました。従来の学校にはPC教室なるものがあり、デスクトップ型のPCが1クラス分約40台ありました。
これが、一人1台の端末へという流れもあり、今では一人ひとりの机の中にPCが用意されました。
プログラミング教育やプレゼンテーションなどで活躍することになるこの端末ですが、本来はもう少し、時間をかけて用意するはずでした。
しかし、コロナショックにより、オンライン教育や多様な学びへのアプローチとして、配備が進められて今の状態にあります。
教育機関では、職員の研修や使用マニュアルなど準備が多く、導入初期は大変であったとよく聞きます。運用が始まって1年半以上たった今でもトラブルは後をたたないそうです。いいこともあればよくないこともありますね。
続いて、VUCA時代を生き抜くために学校教育のICT化が進められているという理由です。
皆さんはVUCA時代という言葉を聞いたことがありますか?
Volatility(変動性)
Uncertainty(不確実性)
Complexity(複雑性)
Ambiguity(曖昧性)
の頭文字を並べてVUCA時代というそうです。
簡単にいうと何が起こるかわからない、これからの時代という意味です。
このVUCA時代を生き抜いていくために、課題解決型の学習をチームで行う、そのためにICT機器を上手に使えるようになろうということです。
AIの力を借りつつも、人の手でしか生み出せないものを・・
という考え方ですね。一人ではなくチームで!というのもポイントになっています。
今までのような教師の講義を聞き、ノートをとり、問題に取り組んで力をつければ良いというものではなくなっています。
世の中には教科書には載っていないような様々な問題・課題があり、その課題をクリアするための練習を学校でしていこうというものです。
本来学校とはそういうもののはずなのに、受験というもののために、学校での授業が求められているものとはかけ離れていたということでしょう。
最後に、ではそんな時代を生きていく子どもたちのために、周りの大人、親として何ができるかということです。
自宅でできることを考えたとき、まず上がることがタイピングの練習です。
書くではなく、入力することが多いPCでの作業です。
タイピングの能力が学習の効率を大きく左右します。
子どもの吸収力は素晴らしいので、学校で使っていく中だけでも成長していきます。
しかし、子どもの学習は自分なりにやってみるというのが基本です。
タイピングの基礎となるホームポジションなどは完全無視!
とりあえず少しでも早く打てるように近道を探します。
ここで親の出番でしょう。
きちんとしたタイピングのサイトやアプリを活用することを教えてあげてください。
最初は覚えることも多く、面倒くさいかもしれませんが、数ヶ月後の姿は全く別のものになります。
子どもは小さな積み重ねを嫌いますが、そこは我慢!近道は存在しないことを教えてあげてください。
あとは、学校で使用している端末以外のログイン方法を教えてあげるのも方法の一つです。
今では、無料のドリル学習にアクセスできる学校が多いようです。ぜひ、活用を!
子どもたちは学校と同じ環境を離れたところで作り出せることを把握できていません。
クラウドサービスを利用した現代社会にいち早く慣れさせることができます。
学校で苦手だった課題も一緒に考えてあげることができます。
くれぐれも親の思い通りに子どもを動かさないように。
子どもは自分で取り組む、成功、失敗、修正を繰り返して強くなっていきます。
ぜひ、手立てを示し、そのあとは見守ってあげてください。
今回、急激に変化する学校教育のICT化について、記事にまとめてみました。
アラフォー教育関係者として、ここ数年の学校の変化にはついていけていない子どもや保護者も多くいるように感じます。
ぜひ、最初は子どもたちと二人三脚で歩んでください。子どもたちも心強いと思います。
子育て関係の過去記事のリンクを貼っておきます。ぜひ、参考になさってください。