今日は中学生の塾事情についてです。
結論から、先に述べますが、本来中学生の学習に塾などは不要です。
この理由について、塾選びについて何点かに分けて説明していきます。
まず1点目ですが、学習は与えられるものではないということです。
そもそも学習とは、自分に必要な知識や技能を自分から学ぶことを指します。
学校教育の中で学力に差が出てしまうのも、この部分が大きいのではないかと思います。
授業が楽しくない、先生と合わない、そもそも興味がないなど、何かとつけて、勉強をやらない理由を探してしまいます。
しかし、学習で成果を挙げているお子さんに共通して見られるのが、知的好奇心が大きいということです。
知りたい、もっと知りたい、ワクワクするなどといった知的好奇心が学習の原動力になります。
成績のため、受験のため、学歴のためなんて話しているうちは絶対に力などつきません。
続いて、2点目です。
本人の学習意欲は感じるが、勉強の方法が自分で見つけられいないお子さんの場合です。大手の集団指導と、個別指導塾どちらを選択するかですが、
こちらも答えは決まっています。大手の集団指導の塾を選びましょう。
最近は、個別指導塾が流行っていて、数も多くあります。しかし、実態はどうでしょうか?進学実績を見ると一目瞭然ですね、集団指導の方が圧倒的に進学実績がよいものになっています。1点目でも書いたとおり、勉強は自ら進んで行うとき力になります。
本来丁寧なサポートなんて必要ないのです。むしろ、サポートされることにより、自分で考えることをやめてしまいます。
集団指導の中で、切磋琢磨しながら、自分で自分に必要な学習を決めていくことが現代のお子さんたちには必要だと感じています。
最後に3点目です。
塾に行きたいと言い出したら、次のことを確認しましょう。
なぜ行きたいのか、行くことで何が変わるのか、何を目指すのかです。
目的意識があるのならば、検討してもよいかもしれません。ただし、絶対に成績が上がるとは言い切れませんし、成績が上がったのだとすれば、それは塾のおかげではなく、本人の努力によるものです。
うまくいった時は大いに褒め、残念な結果になってしまったときは、どうすると良いのかのアドバイスを送りあいましょう。